本文へ移動

コラム

RSS(別ウィンドウで開きます) 

みちしるべ

2023-04-11
 先週は天気が不安定な日が続いた。特に金曜日は久しぶりの本降りの雨。気温が高い日が続いていたから、少しクールダウンとなり4月らしい気候となった。農作物にとって恵みの雨となったに違いない▼新年度に入り、各機関が発注見通しを公表している。岩美道路が開通し、他に大型事業がない東部地区はどうか。県は骨格予算で例年より件数が少ないのは当然だが、国や鳥取市なども例年通り少ない▼志戸坂峠防災も着工にはまだ時間がかかるし、南北線はいまだ動きが見えず。他にも完成4車線の自動車道なども暫定2車線のままで、計画があるにも関わらず…というのが東部の現状だ▼西部に比べると東部は、事業化に向けた要望活動が弱いとも聞く。業界に「恵みの雨」が降るのはいつになるか。(隼)

みちしるべ

2023-04-10
 厚生労働省が発表した2022年の出生数は79万9728人。1999年以降最も少ない数となったことで少子化の問題に改めて危機を感じた発表だった。7日に初会合を迎えた「こども未来戦略会議」に期待したいところだ▼少子化の問題は原因が分からないことが難点。ノルウェーなど北欧のように教育費を無料にする方針や、養育費の補助を提案してもあまり変わらない気がするのは私だけか▼少子化問題に加え昭和30、40年代に学校の建設ラッシュを迎えた日本全国各地では、施設の改築、改修ラッシュに入っている。少子化が進むことで小中一貫校となる義務教育学校も県内では増えてきている▼米子市でも3小学校、1中学校の統合学校が今年度設計に入る。少子化の中どのような学校になるか注目が集まる。(鴎)

みちしるべ

2023-04-07
 サクラの花盛りが越えたころ、県の建設工事23・24年度新格付けがスタートした。定数制の土木A級100、建築A級35に多少の昇・降格があり、変動した各社にとって吉と出るかどうか▼こちらも定数がある統一地方選は9日に投開票が迫った。41都府県議選挙区の4割が無投票になったとか。県内でも9選挙区のうち3選挙区が無投票で、有権者の選択する機会が失われた▼特に中山間地での議員の成り手不足は深刻で、同時に議員の高齢化が進む。投票率も気がかりだ。知事選がそうだし、選択肢の幅が狭すぎることも投票所から足が遠のく要因に。いやいや、せめて投票には行かなくてはならない▼新しい顔ぶれには横たわる数々の地域課題に汗をかいてもらいたいし、そして、業界がかかわる仕事も作ってもらわなければ。(鷲)

みちしるべ

2023-04-06
 今月から、自転車に乗る際のヘルメット着用が全年齢で努力義務化された。努力義務なので罰則はないが、自転車での死亡事故の約7割が頭部への致命傷で、ヘルメットを着けると着けないでは致死率が2・3倍も変わるという。身を守るためには必要な措置だ▼ヘルメットは建設現場では必須アイテムで、取材する我々も常備している。ヘルメットにも、飛来物から守るものや高所作業用、電気工事用など種類はさまざま。間違った用途で使用してしまうと、全く意味のないものになってしまうため、用途に合わせたヘルメットを使用しなくてはいけない▼ヘルメットには使用期限も設けられている。ヘルメットをはじめとする身を守る道具の一つ一つを改めて確認し、新年度を無事故無災害で過ごしていきたい。(雛)

みちしるべ

2023-04-05
 晴れた日には明るく暖かい光を感じる季節になったが、「花冷え」といわれるように、この頃は少し寒い日もある。平野部の桜は盛りを過ぎたが、これから咲き始める花の芽は一気に息吹く4月に入った▼新しい生活が始まった人達を多く見かける。これまでの環境とは違って戸惑いもあるに違いない。それでも、初めての学校や職場に向かう若い人の姿は、数え切れないほどの夢が詰まっているように見える▼若い土木の技術者と会った。「失敗も多いが、仕事を覚えてくると創造力も増す。自分で考えて業務を進められるようになれば、楽しみも出る」と話す姿は、たくましい▼この人達の仕事はチームで取り組んでいる。「支えたり、助けられたりの毎日」。若い人が抱く夢や希望を支え続けなければ。(鷺)

みちしるべ

2023-04-04
 今季から米大リーグで塁間に野手3人を置く守備シフトが禁止される。一方向に強い打球を放つ選手に対し、塁間に3人を配置して安打を防ぐ体制。禁止に伴い、昨季にシフトを敷かれ、アウトになる場面が目立ったエンゼルスの大谷翔平選手らには恩恵となり、安打を見る機会が増えそうだ▼制度改正といえば、新年度に入り、給与のデジタル払いの解禁、中小企業での時間外労働の割増賃金率引き上げ、雇用保険料率の改定、大企業に対する男性の育児休業取得割合の公表義務付けなど、企業経営に関わる項目は少なくない▼業界では来年、時間外労働時間の上限規制が適用される。食料品のさらなる値上げ、鉄道や宅配便の運賃アップなど、気が滅入るニュースばかりだが、対応を検討する重要な1年になる。(鴛)

みちしるべ

2023-04-03
 新年度が始まった。同時に初の110兆円台に乗った当初予算の執行もスタートを切る▼本来の使途から離れ巨額対策に充てられる予備費、そして過去最大規模に膨らんだ防衛費が槍玉に上がる。地方交付金の行方や財源について、裏付けに乏しい面は否めない▼一方で「おおむね5%」の賃金上昇を目指すことになった建設業界もまた、原資の確保に努める必要がある。5・2%の設計労務単価上昇が隅々まで行き渡るのか、そもそも適正な項目と水準なのか、検証は十分だろうか▼官公庁だろうと民間だろうと、悩みの種が社会構造上の問題にあることは明白。息切れしながらも走り続けるためには「施策の実効性」と「持続可能性」が課題―23年度も引き続き、お馴染みのフレーズと向き合わなければならないようだ。(鵯)

みちしるべ

2023-03-31
 来春から小学校の全教科書にデジタル教材用のQRコードが掲載―。先日、このニュースを見かけ「時代が進んでいるな」と感じた。記者は「ゆとり世代」で、教科書が一番薄かった世代。その後、ゆとり教育が見直され、教科書は年々分厚くなっている▼学生へのタブレット端末の普及も進んだが、教科書は紙が基本。ラジオでこの話題に触れたDJの子どもは「タブレットで見られればランドセルが軽くなるのに」と話していたそうだ。今後、教科書は紙派と電子派で論争となるかもしれない▼業界では工事書類の簡素化を発注者に訴えている。発注者側も書類の簡素化を進めているが、好成績を残したい、要求事項が発注者で異なる―など、双方の事情でなかなか簡素化とはならない。新年度の書類簡素化の動きはどうなるか。(隼)

みちしるべ

2023-03-30
 今年度も残り僅かとなった。年明けからもう4月になると思うと時間の流れがあまりにも早く感じる。人事が発表され、出入りの激しいこの季節は何だか寂しい気持ちにもなる▼「時代の変化なのか…」人事を聞いて嘆くのは1人の職員。異動が嫌で退職者が多くなったことが原因だった。仕事一筋のその人は異動があっても「家族より仕事だった」と長年を振り返ったが、「家族を優先したい」という理由は今の時代当たり前になっているのか…と話した▼どこもかしこも人手不足。土木関係の仕事量が減っている現状だが、職員が減ってしまえばそれを捌ききれなくなるのではないかと不安に感じている職員もいる▼人事の発表をみると県土関係は20人弱が採用された。新たな環境での活躍に期待したいところだ。(鴎)

みちしるべ

2023-03-29
 昨年から続く鳥インフルエンザの感染拡大。スーパーに行くと卵が品薄状態になっている。値段も以前の約1・5倍で、特売もない。鳥インフルの波は「卵は物価の優等生」という看板を吹き飛ばしてしまった▼花見客の弁当に卵料理は入っているか―。コロナ禍に見舞われ、中止されていた各地の桜イベントも4年ぶりに再開される。ただ今年の開花は平年より10日以上も早く、イベントの際には葉桜になっていないか心配する声も▼休日、県庁の駐車場は一杯になっていた。近くの久松公園でも桜が満開になり、多くの人出でにぎわっている▼公園内は擬宝珠橋をはじめ、鳥取城内に続く「大手登城路」の復元など整備が進むほか、重要文化財・仁風閣もある。が、県民文化会館も含めこの近辺に駐車場が少ないのは痛すぎる。(鷲)
2024年11月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  • 休刊日
有限会社日刊建設工業新聞
〒683-0047
鳥取県米子市祇園町2丁目33-13
TEL.0859-32-1771
FAX.0859-39-0421
TOPへ戻る