国交省/26年度箇所付け公表/北条ICから以東が開通へ/北条道路に115億円内示
政府の2026年度予算が7日成立し、国土交通省関係の県内直轄、補助事業に内示があった。北条道路には115億3400万円が配分され、北条ICから以東5・9キロの26年度開通にめどが立った。また、25年度に新規事業化された境港・外港昭和南地区岸壁に10億5000万円が付いた。(3面に箇所付け)
国交省は同日、個別事業の予算を示す「箇所付け」を公表した。
道路事業では、北条道路・はわいIC―北条IC間の年度内完成が確実になった。国道373号志戸坂峠防災は6億1400万円で改良工事を促進。加えて、岡山県西粟倉村側にも4億1900万円が配分された。事業化後3年目を迎えた国道29号津ノ井バイパス(広岡―西大路)は、調査設計費3億円のみで、工事費に今後の期待が高まる。米子電線共同溝、千代水電線共同溝はそれぞれ2億1000万円と2億2000万円。
一方、県が事業主体の国道313号倉吉関金道路には5億6000万円で、2.期区間の設計と用地測量を推進。北条道路に合わせて、26年度開通を目指す国道179号・はわいバイパスは1億5000万円が内示された。
直轄河川は天神川の河床掘削に2億0100万円、千代川の港町地区河道掘削に2億5000万円が付いた。補助事業の塩見川には2億7500万円。
直轄大山砂防は、矢送砂防堰堤に1億7600万円、26年度完成の西尾砂防堰堤に1億6800万円など12カ所に12億1800万円。海岸事業は皆生海岸・富益工区の養浜に2億7200万円で継続する。
港湾事業は境港の昭和南地区国際物流ターミナルに10億5000万円ほか、補助事業に1億3800万円。鳥取港は直轄事業の第1防波堤に1億1000万円、補助事業の第3防波堤撤去に1億1800万円を配分した。
また、県内の社会資本総合整備事業に260億1100万円が付いた。下水道や道路、河川、砂防などの各事業を推進する。
倉吉市上下水道局/5億円で月内公告見込む/玉川沿いの雨水幹線3工区
倉吉市上下水道局は、同市幸町などで進めている雨水幹線整備工事=写真=で、2026年度は工事費6億円を充て、進捗を図る。2本を発注する計画で、1本目となる3工区について、同5億円規模で今月中にも公募型指名競争入札として公告したい考え。
玉川沿い、清水病院近くで進めており、3工区は上流部に向かうボックスカルバート施工延長210メートル。工期は9カ月間を見込み、国交付金の内示が得られ次第、公告。市内複数の土木業者によるJV向けとなる見通しで、6月ごろの開札を見込む。
残る1件は、同市幸町でのボックスカルバート施工延長10メートル。玉川下流の本管の接続部で、概算工事費1億円。土木一般対象に指名通知し、7月ごろの開札を予定する。工期は8カ月間。
西部広域/入札参加条件を見直し/格付け区分・P点を調整
県西部広域行政管理組合は、2026年度予算に係る参加希望型指名競争入札の参加条件を変更した。米子市の入札参加資格・格付け名簿の更新や、建設業法施行令の改正に対応した措置。
設計金額に応じて設定している格付け区分のうち、「A-1」「A-2」間の境界を見直した。土木一式工事、管工事、電気工事は従来の4500万円から5000万円に、建築一式工事は7000万円から8000万円にそれぞれ変更した。
また、経営事項審査の総合評定値の基準を見直し、A|1・A|2とBの区分の境界について、土木一式工事は850点から750点に、管工事は810点から780点に、電気工事は800点から760点にそれぞれ引き下げた。
審査基準日も1年繰り下げ、従来の25年9月30日までから更新後の基準に合わせている。
管、電気、消防の5件/東部建築が公告準備
県東部建築住宅事務所は県立高校のトイレ洋式化など5件の設備工事を公告する。県立高校2校の改修や自動火災報知設備の更新などで、近く調達条件を決める。
県立八頭高校は第3校舎のトイレ洋式化と大会議室などのエアコン更新工事で、工期は9月30日。工事費は約2500万円で、管工事A級。鳥取商業高校の管理教室棟と鳥取緑風高校管理棟を対象にしたトイレ洋式化工事は管工事B級が対象で、工事費は1350万円。工期は9月30日。若桜町の氷ノ山スキー場トイレ改修工事は約700万円の規模で、工期は9月25日。調達条件は管工事B級。
また、鳥取市湖山町の県立教育センターは引込用と施設内送電用の高圧ケーブルを更新する工事費は540万円で、電気工事B級。工期は10月30日。一方、県立白兎養護学校は自動火災報知設備を全面的に更新する。工事費は650万円で、工期は9月18日。消防施設工を条件に公告する。
26年度予算成立/県内農林事業に配分内示/折渡農地や山王谷など
国の2026年度当初予算成立に伴い、県内の農林水産事業に配分があった。
主な事業は、日南町折渡の農業競争力強化農地整備事業に1億8700万円を配分。境港市の水産流通基盤整備事業には1億9800万円が付いた。また、新規事業は鳥取市佐治町の山王谷山腹工事に4500万円、日野町の金持秋縄線整備事業に3200万円を計上した。
各事業は次の通り。
※直轄・林野公共事業
▽山王谷上流復旧治山事業(鳥取市)4500万円(山腹工0・70ヘクタール)(事業着手)▽佐陀川上流復旧治山事業(大山町)5500万円(渓間工3基)▽日野川森林環境保全整備事業(大山町ほか)5100万円(更新面積52ヘクタール、保育面積540ヘクタール、路網開設延長0・9キロ)▽千代川森林環境保全整備事業(鳥取市ほか)4500万円(更新面積177ヘクタール、保育面積2470ヘクタール、路網開設延長2・7キロ)▽天神川森林環境保全整備事業(三朝町ほか)6400万円(更新面積87ヘクタール、保育面積1107ヘクタール、路網開設延長0・7キロ)
※直轄・水産基盤整備事業
▽隠岐海峡フロンティア漁場整備事業(鳥取県・島根県)2000万円(湧昇流漁場1基)
※補助・農業農村整備事業
▽淀江地区農業競争力強化農地整備事業(米子市)8300万円▽折渡地区農業競争力強化農地整備事業(日南町)1億8700万円▽大渕用水水利施設整備事業(鳥取市)1000万円▽舟川堰用水路水利施設整備事業(八頭町)400万円▽中山3期畑地帯総合整備事業(大山町)6600万円▽名和3期畑地帯総合整備事業(大山町)200万円▽富益地区農地中間管理機構関連農地整備事業(米子市)3900万円▽山上地区農地中間管理機構関連農地整備事業(八頭町)5000万円▽社中地区農村整備事業(鳥取市)9700万円▽豊実地区農村整備事業(鳥取市)100万円▽米子地区農村整備事業(米子市)4900万円▽高辻方面農村整備事業(湯梨浜町)900万円▽大山地区農村整備事業(大山町)1800万円▽岸本地区農村整備事業(伯耆町)4000万円▽日野地区農村整備事業(日野町)3900万円(事業着手)▽広岡農村地域防災減災事業(鳥取市)3800万円▽神谷奥堤農村地域防災減災事業(鳥取市)1600万円▽湯谷池農村地域防災減災事業(鳥取市)6000万円▽新池(天ヶ谷池)農村地域防災減災事業(米子市)8000万円▽北条用水農村地域防災減災事業(倉吉市、北栄町)2億0800万円▽西谷第2農村地域防災減災事業(八頭町)1億5600万円▽奥谷農村地域防災減災事業(八頭町)5200万円▽松谷第3農村地域防災減災事業(琴浦町)6300万円▽下鳥池農村地域防災減災事業(琴浦町、北栄町)100万円▽岩坪地区農村地域防災減災事業(北栄町)7800万円▽長池地区農村地域防災減災事業(大山町)7000万円▽掛相地区農村地域防災減災事業(南部町)1億2200万円▽マキデン池農村地域防災減災事業(南部町)6400万円
※補助・林野公共事業
▽岩戸地区復旧治山事業(鳥取市)3600万円▽北村地区復旧治山事業(鳥取市)4000万円▽余戸地区復旧治山事業(鳥取市)5500万円▽鷲峯地区復旧治山事業(鳥取市)4000万円▽大立地区復旧治山事業(倉吉市)6500万円▽大羽尾地区復旧治山事業(岩美町)2000万円(事業着手)▽駒帰地区復旧治山事業(智頭町)4000万円▽西野地区復旧治山事業(智頭町)4600万円▽土師百井地区復旧治山事業(智頭町)1億2000万円▽三徳地区復旧治山事業(三朝町)2000万円▽横手地区復旧治山事業(三朝町)1000万円▽赤松地区復旧治山事業(大山町)6400万円▽河上地区復旧治山事業(日南町)1800万円▽神戸上地区復旧治山事業(日南町)1000万円▽萩原2地区復旧治山事業(日南町)1000万円(事業着手)▽柿原地区復旧治山事業(江府町)2000万円(事業着手)▽大呂地区地すべり防止事業(智頭町)5000万円▽和田町保安林総合改良事業(米子市)1600万円▽西園保安林総合改良事業(北栄町)400万円▽富海福山線林道整備事業(倉吉市、三朝町)6000万円▽中ノ津線林道整備事業(智頭町)5000万円▽行者山線林道整備事業(南部町)8000万円▽金持秋縄線林道整備事業(日野町)3200万円(事業着手)▽日野川森林環境保全整備事業(造林関係分)(米子市、境港市ほか)3億3800万円▽天神川森林環境保全整備事業(造林関係分)(倉吉市、湯梨浜町ほか)1億9400万円▽千代川森林環境保全整備事業(造林関係分)(鳥取市、岩美町ほか)4億5800万円
※補助・水産基盤整備事業
▽境港地区水産流通基盤整備事業(境港市)1億9800万円▽御来屋地区漁港施設機能強化事業(大山町)4700万円▽泊地区海岸メンテナンス事業(湯梨浜町)6000万円▽羽合地区海岸メンテナンス事業(湯梨浜町)1400万円▽富海福山線林道整備事業(倉吉市、三朝町)3000万円▽中ノ津線林道整備事業(智頭町)5000万円
※交付金(国費ベース)
▽農山漁村地域整備交付金(鳥取県)6億6200万円▽美しい森林づくり基盤整備交付金(鳥取県)3900万円
危険対象流域の抽出/中部・西部地区でも準備に/県の土砂洪水氾濫対策
県土整備部は「土砂洪水氾濫」対策に取り組むため、危険リスクの高い流域の抽出作業を進めている。本年度は県東部地区に次いで、中部、西部の流域でも抽出する準備に入る。
土砂洪水氾濫は、上流で発生した土石流が、下流域の河床に堆積して洪水を引き起こす現象。最近では「平成30年7月豪雨」の際に、広島県呉市の大屋大川で発生しており、広範囲にわたり土砂と泥水が氾濫した。
同部では昨年度末から中電技術コンサルタントに委託し、県東部地区を対象に危険流域の抽出作業に着手。引き続き本年度は中部、西部地区でも抽出に入るため、まず地形データをもとに数値地図を作成する。事業費は1億円。
同部治山砂防課は、国予算の成立を待って発注準備に入ると説明。予算配分がありしだい、工区分割も視野に検討し、5月連休明けにも測量業務2社JVを対象に業務を公告する。
リスクの高い流域の抽出後は、流木対策と合わせて施設配置計画の策定に役立てるという。