平井知事が山本局長と懇談/米子・境港や南北線要望
平井伸治知事は7日、県庁で国交省中国地方整備局の山本大志局長と懇談し、米子―境港間の高規格道路や山陰近畿自動車道・鳥取―覚寺間(通称南北線)の早期整備を要望した。
ルート帯3案が示されている米子―境港間について、平井知事は「都市部を通過することに疑いはなく、地元としても緊密に協力していく」とし、南北線では「都市計画決定ができて、下地はととのった」と述べ、早期事業化を訴えた。
これに対し、山本局長は「地域から必要とされる良質で実効性のある社会資本整備に向けて、関係者が役割分担してしっかりと取り組んでいく」と応じ、来年度の概算要求では国交省全体で1・44倍を要求し、予算確保に努める考えを説明した。
このほか県側は、皆生海岸の侵食対策で、県が管理している区間の和田・大篠津海岸の直轄事業化を求めた。
一方、平井知事は、政府による『脱補正』の予算編成について「補正予算で対応していた国土強靱化予算が、当初予算に完全に乗ってくるのか」と不安視。さらに「当初(予算)に回ってくれば、債務負担の活用がないと年度後半に仕事が止まり、非効率になる」と懸念を伝えた。
平井知事の要望に応じる山本局長(写真中央)
CCUS実践セミナー/中国地整が広島で開催
国土交通省中国地方整備局は11月6日、建設キャリアアップシステム(CCUS)の現場運用実践セミナーを広島市中区の同整備局で開く。CCUSの利用拡大と効果的な運用の定着を後押しする狙いで、(一財)建設業振興基金が制度概要とシステム操作を解説する。CPDS単位取得の対象とはならない。
セミナーは2部構成。午前の部(9時30分~正午)はCCUS事業者登録や現場運用を未実施の事業者向けの入門プログラムで、制度概要説明のほか、現場管理者設定や施工体制登録などの実践演習を行う。午後の部(1時~4時)は既に現場運用を始めている事業者向けで、モデル工事への取り組みや作業員名簿・就業履歴の閲覧方法など、より実務的な内容を想定。いずれも終了後、希望者を対象に個別相談会を実施する。
定員は各回先着30名(1社2名まで)、参加費は無料。申し込みは専用フォームから受け付け、締め切りは10月2日17時(定員に達し次第、早期に締め切る場合がある)。後援は広島県。
問い合わせは中国地方整備局建設産業課(082|221|9231)まで。
厚和寮ホームの新築工事/2.6億円で井木組落札/県厚生事業団
県厚生事業団は7日、鳥取市湖山町西3丁目に計画する「厚和寮ホーム(仮称)新築工事」の落札者を井木組に決めた。落札金額は2億6840万円(税込み)。
厚和寮ホームは、同事業団の敷地内にある友愛寮の隣に「日中サービス支援型」の共同生活住居として建設する。定員は20床で全部屋個室。設計は白兎設計事務所が担当した。
建設規模は、木造平屋建て延べ684平方メートルで、工期は2027年3月31日まで。
入札には、落札者ほか、4者が参加。落札率は83%だった。
長池ため池工/西部農林が14日
県西部総合事務所農林局は、大山町西坪で進めている、ため池改修工事を10日の資格審査会に諮り、14日に公告する準備に入った。土木一般A級対象で概算工事費1億8300万円。
長池(堤長54・5メートル、堤高8・94メートル)で、堤体工など。工期は390日間に設定する。2カ年債務負担行為。
境港CNP認証で交付式/脱炭素化の取り組み評価
境港の国際コンテナターミナルが国交省のCNP(カーボンニュートラルポート)認証に選ばれ、認証書の交付式(=写真)が7日県庁であった。CNP認証は、中国管内で初めて。
境港管理組合では、官民連携の協議会を立ち上げて境港の脱炭素化計画を策定。ターミナルには、電力を効率的に使うインバータ制御のガントリークレーン2基を備えるなど、脱炭素化の取り組みを進めている。
また、境港は循環資源の活用を推進する「サーキュラーエコノミーポート」(循環経済拠点港湾)にも選定された。
交付式では国交省中国地方整備局の山本大志局長が、港湾管理者の平井伸治知事に認証書を手渡した。平井知事は「地球環境に貢献する港として認めていただいた。港湾機能の強化と合わせて、こうした質の向上も目指したい」と謝辞を述べた。
鳥取県/9月補正案は28億円規模/災害対応の強化など追加
県は7日、災害対応の強化などを盛り込んだ28億2500万円の9月補正予算案を固めた。14日開会の9月定例県議会(~10月13日)に提出する。
今回の補正では、熊本地震と千葉豪雨を教訓として、県立高校体育館の空調整備や道路アンダーパスの安全対策などに取り組む。
主な事業は、熊本県の大型ショッピングモールで発生した爆発事故を受け、住宅のガス警報器設置費用の補助に2億円。体育館を避難所として活用する鳥取湖陵高校と倉吉東高校のエアコン設置には、断熱化改修と合わせて4億9400万円を充てる。
また、アンダーバスの冠水被害防止では、車両の進入を防ぐ遮断バーの設置などに3200万円。県立厚生病院は分娩室を拡充するため、母子同室の増床に施設整備費5100万円を注ぎ込む。
このほか、4月にリニューアルした「大山まきばみるくの里」では、周辺の渋滞解消に向けて駐車場の実施設計費と右折レーンの設置に2100万円を計上する。
これら補正後の一般会計総額は4100億2900万円(前年同期3750億1300万円)となる。