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「1日も早い開通を」/市民ら400人が理解深める/南北線シンポジウム

 来年度の新規事業化が見込まれる山陰近畿自動車道・鳥取―覚寺間(南北線)のシンポジウム(県、鳥取商工会議所主催)が11日、鳥取市内で開かれ、市民や業界関係者ら約400人が参加。高速道路がもたらす経済・観光への効果を学び、一日も早い整備に期待を込めた。
 主催者を代表して平井伸治知事は「道路がつながることで、私たちの未来につながり、夢が生まれてくる。議論を尽くして、鳥取、山陰の未来を切り開いていただきたい」とあいさつ。来賓の石破茂前内閣総理大臣は「県東部、兵庫県北部の活性化には極めて重要な道路」と位置づけ、早期整備を呼び掛けた。
 パネルディスカッションでは、鳥取大学工学部の福山敬教授が進行役を務め、パネリスト4人が南北線の整備効果について意見交換した。賀露みなと観光協会の山田将司会長は「新鮮な海産物を県内外に迅速に届けるためには、渋滞に左右されない道路ネットワークが欠かせない」と指摘。自然体験塾シーカヤックガイドの橋本芳昭氏は「道路が開通することによって、美しい山陰海岸ジオパークの認知度が上がれば」と展望した。
 鳥取大砂丘観光協会の柴田杉子会長は「移動時間の短縮で、他の観光地との連携がしやすくなる」と訴え、吉岡温泉会館一ノ湯顧問の松浦聡子氏は「南北線により渋滞が緩和され、生活拠点と観光拠点に分けた道路の使い方ができる」と思いを込めた。
 山陰近畿道のうち県内唯一のミッシングリンク・南北線は、鳥取西ジャンクションから覚寺インターチェンジに連絡する延長7キロ。市街地を通過するルートは、主に高架構造で結び、総事業費は1000億円とも言われている。県は今年5月に都市計画決定を済ませており、27年度当初の直轄事業採択を国に要望していく。
南北線の整備効果に理解を深めたシンポジウム

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工事・業務3件を/米子県土が21日に

 県米子県土整備局は、橋梁塗装工事など工事2件、業務1件を19日の資格審査会に諮り、21日に公告する。
 橋梁塗装は、伯耆町福岡の県道日野溝口線に架かる原ヶ市橋の工事で、橋長22・0メートルを対象としたひび割れ補修工、断面修復工、表面処理108平方メートル、塗り替え塗装工205平方メートルなど。工期は27年3月19日まで。塗装一般向けで、工事費は3000万円を見込む。
 米子市東町の県道米子停車場線などでの安全施設工事も公告する。車止め17本の設置、溶着式点字ブロック128メートル、溶融式区画線2100メートル、ペイント式区画線1500メートルなどで、工期は27年3月12日まで。概算工事費1000万円。工種は、交通安全施設か区画線工で検討中という。
 業務は、大山町松河原の松河原地区などでの砂防、急傾斜地設備台帳作成で、概算委託費500万円。履行期間は27年3月19日までに設定し、3河川の台帳修正、1地区の台帳整備、スキャニングCADトレース10キロを内容とする。測量業務向けで、入札方式は価格競争。

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鳥取県土/新温泉土木と技術交流/浜坂道路の状況を視察

 県鳥取県土整備事務所は兵庫県新温泉町で進められている山陰近畿自動車道・浜坂道路(2期)の現場を視察した。道路の管理区域が隣接する同事務所と兵庫県新温泉土木事務所の連携を強化することを目的にした交流で、大型構造物などの建設状況を見学した。(=写真)
 視察には同事務所の若手職員を中心にした25人が参加。最初に新温泉土木事務所の長央貴晴所長が「岩美道路が完成して通勤や鳥取中央病院への救急搬送などの時間がとても短くなり、大きな整備効果を感じる。まさに、命の道だ。同じ自動車道の整備と管理に取り組む鳥取県は心強い存在。技術だけではなく、多くの分野で職員間の交流をさらに強化したい」とあいさつした。
 見学会では貫通したばかりの浜坂第2トンネル(延長2800メートル)を車で通行。同町諸寄地区の高架橋や、県境にある居組トンネル、法面工事の状況などを新温泉務所の職員や施工業者から聞いた。視察に参加した職員は「難工事だけに、多くの苦労話を聞き参考になった。今後も交流を続けたい」と話していた。

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10年間の官民投資263億円/境港の水産拠点機能を強化

 鳥取県は、境港を核に水産加工や物流、販売などの関連産業の集積を進める「フード・マニュファクチャリング(水産)分野における地域産業クラスター計画」をまとめた。アジア市場への輸出や訪日客の需要を取り込み、西日本最大級の水産物供給基地を目指す。

 計画は地域未来戦略の「地域産業成長プラン」に位置付けられ、国の事前確認を経て関係副大臣等会議で公表。県は8日の県議会農林水産商工常任委員会に概要と今後の支援方針を報告した。
 2026~35年度の10年間で官民合わせて263億円の設備投資を見込み、漁港・市場や道路網の整備と、民間の冷凍・冷蔵倉庫、加工施設の機能強化を一体的に推進する。投資見込額の内訳は公共216億円、民間47億円。公共分では港湾・漁港・市場のインフラ、高規格道路ネットワーク、研究機関等の分析装置・加工設備などを想定する。物流面では米子―境港間の高規格道路の延伸やICへのアクセス道路整備、境港の荷さばき施設整備を掲げ、輸送時間の短縮と荷役作業の効率化を図る。
 民間分には冷凍・冷蔵倉庫の新設・改修、給水船・給油船の更新、加工施設の高度化・拡張を盛り込んだ。加工施設には飲食施設やにぎわい創出拠点等の併設も含め、輸出・直販機能の強化や新たな観光消費の創出を目指す。
 中核エリアとなる境港市と米子市では、境漁港を中心に水産関連企業約60社が集積するが、近年は冷凍・冷蔵施設の処理能力低下が課題となっている。漁獲枠を十分に満たせない状況が生じ、加工原料の確保が不安定化する一方、倉庫の設備更新には数億~十数億円を要し、漁獲量の変動リスクから大型投資が進みにくいのが実情だ。
 計画では凍結能力を1日1400トン、冷凍保管能力を7万8000トンへ拡充する目標を設定した。高度な温度管理が可能な冷凍・冷蔵倉庫の新設・改修や凍結・保管設備、選別・包装設備への投資を、漁港・市場の荷さばき機能の整備と一体的に促進。他地域の漁船の受け入れ拡大を図り、水揚量の増加と加工原料の安定供給につなげる。
 計画推進の核となる企業は友新、門永水産、ホクスイ、オーク、ウミライ、石橋造船鉄工所の6社。水産物の受け入れから貯蔵、加工、流通・販売までを支えるとともに、造船・船舶修繕、加工・包装機械、冷凍・冷蔵設備、食品分析・品質認証、物流・商社などの関連企業の誘致や、県内企業の新規参入、既存企業の増設も促す。
 県は6月補正予算に計上した「地域産業成長プラン推進事業」3億円や地域未来交付金などを活用し、民間企業の市場調査、ブランド化、施設・設備整備等を支援する方針。35年度の目標として単年度の付加価値増加額8億3000万円、人材育成数50人を掲げ、毎年度進捗を確認する。29年ごろに進捗指標が未達の場合は、計画の再考・見直しを行う。

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北条こども園児40人が/北条JCTの現場を見学

 県中部総合事務所県土整備局は13日、北条こども園の児童を対象に、同局が整備中の北条倉吉道路北条ジャンクション整備工事の現場見学会を開いた。園児たちは完成した床版に絵を描いたり、高架橋からの景色を楽しんだ。
 同園の園児約40人が参加した見学会では、完成したジャンクションの床版へ色とりどりのチョークでお絵かきしたり=写真=、景色を眺めた。また、同現場の舗装工事を施工している井中組(倉吉市)の従業員が手伝いながら、重機体験もあった。
 同局道路都市課の田代誠士課長補佐は「園児たちの身近でつくっている道路を見学するという滅多にない機会を通して、建設業がどういうものなのかを知ってもらうきっかけになれば」と話した。

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鶏鳴学園/4者で競争へ、今月下旬に決定/「学びの多様化学校」

 学校法人鶏鳴学園(横井司朗理事長)は、鳥取市湖山町のあすなろ高等専修学校(クラーク記念国際高校鳥取キャンパス)跡地に建設を計画する中高一貫型「学びの多様化学校」の施工業者選定に向け、見積書の提出を7日に締め切った。1JVを含む4者が参加し、競争となる。今後、設計を担当するよろい環境計画事務所と同法人の協議会で検討を進め、今月下旬に施工業者を決定する予定。
 計画施設は、敷地面積1万3586・71平方メートルに、本館、特別教室棟、体育館を整備するもの。木造平屋建て延べ3522・16平方メートルを計画している。
 新設する学校は、不登校や学校に行きづらさを感じる児童生徒を対象とした中高一貫校。一人ひとりの多様性を尊重しながら学べる環境を整え、高校進学や将来の自立を支援する。文部科学省の制度に基づく本校型の「学びの多様化学校」として、中高一貫型では中国地方初の開設となる予定。

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