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解説/新経審、資格に反映可能/国交省が7月から再認定

 国土交通省は、1日に施行する経営事項審査(経審)の新たな審査基準を、2025・26年度の同省発注工事に係る競争参加資格へ反映する再認定を実施する。申請は任意で、期間は1日から12月21日まで。受付開始に当たり改正内容と注意点を整理した。
 申請受付の対象は、改正前の経審結果に基づいて25・26年度の一般競争・指名競争参加資格を取得している事業者のうち、改正後の基準による総合評定値通知書を取得した者。適正な申請書を受理してから1カ月~1カ月半程度で再認定する予定だ。
 今回の経審改正は「その他の審査項目(社会性等)」のW点が対象。主な変更は、技能者の処遇改善に関する評価の新設、建設機械の評価対象拡大、社会保険加入状況に関する項目の削除の3点。1日以降に行う経審申請には、新しい様式と審査基準を適用する。
 担い手確保では「建設技能者を大切にする企業の自主宣言制度」を新たな評価項目とし、要件を満たす事業者に5点を加算。適切な工期や労務費での取引、技能レベルに応じた賃金・手当の支給、週休2日制、建設キャリアアップシステム(CCUS)の利用環境整備など、技能者の処遇改善に向けた取り組みを内外に宣言する制度となる。
 一方、CCUSへの就業履歴蓄積措置に関する配点は縮小した。民間工事を含む全ての建設工事で措置を講じた場合は15点から10点、全ての公共工事で講じた場合は10点から5点へ引き下げ、自主宣言による5点と組み合わせ最大値を維持する設計。CCUSの利用だけでなく、技能者の処遇改善を含めて評価する仕組みへ見直しを図った。
 災害対応力の評価では、建設機械の加点対象に不整地運搬車とアスファルト・フィニッシャを追加。復旧現場での活用実績を踏まえ、対象を従来の9機種から11機種に広げる。保有台数に応じた加点の上限は従来と同じ15点。
 雇用保険、健康保険、厚生年金保険の加入状況に関する評価項目は削除した。社会保険への加入が既に建設業許可・更新の要件となっており、経審との重複を解消するため。経審上の減点項目から外れるもので、加入義務そのものを緩和する改正ではない。

再認定は申請前の確認を

 なお新基準による再認定が必ずしも有利に働くとは限らない。自主宣言や追加機械の保有で評点が上がる事業者がある一方、自主宣言の加点を受けず、CCUSの就業履歴蓄積措置で加点を受けてきた事業者は、配点縮小によって評点が下がる可能性がある。再認定を申請する際には、新たな総合評定値が資格等級に及ぼす影響を確認する必要がある。
 また、再認定は国交省から認定を受けている全部局、全工種で一括して行う必要があり、一部の部局や工種だけを選んで申請することはできない。再認定後に希望工種区分を従前の内容へ戻したり、認定済みの内容を変更したりすることも認めない。
 入札手続き中の案件にも注意が必要。既に競争参加資格の確認や指名通知を受けていても、開札日までに再認定され、等級の変更によって入札参加条件を満たさなくなった場合は、その案件への参加資格を失う。
 地方整備局関係の申請には、資格審査申請書、業態調書、改正後の総合評定値通知書の写しなどを提出する。鳥取県内に本店を置く事業者は中国地方整備局が窓口。道路・河川・官庁営繕・公園関係は総務部契約課、港湾空港関係は総務部経理調達課が受け付ける。提出方法は持参、郵送、電子メールのいずれか。

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県道網代港岩美T線/田後工区バイパスが供用/延長260メートルで隘路を解消

 岩美町田後の県道網代港岩美停車場線に新たなバイパスが完成し6月26日、現地で開通式典があった。ハイピアが特徴の「いさりび橋」をメインに、県が2016年度からバイパスの整備を進めてきた。総事業費は14億2000万円。
 田後港から西側の急峻な地形に続く現道は、幅員が狭いうえ、L字型に曲がるカーブ区間もあり、車両のすれ違いが困難だった。
 バイパスは急カーブ区間を回避し、谷あいを一直線に結ぶ延長260メートル。主な構造物は「いさりび橋」で、橋タイプはポストテンション方式3径間連続PC箱桁橋。橋長89・5メートル、幅員9・5メートルの橋桁を高さ約20メートルのハイピアで支える。
 県道路建設課は、バイパスの完成により、山陰海岸ジオパークの景勝地へのアクセス性が向上すると話す。
 地元実行委員会主催の開通式典には、長戸清町長や広谷直樹県議、橋本恒町議会議長ほか、施工業者など約40人が出席。テープカット、渡り初めをして新しい道路の供用を祝った。
 バイパス整備にはオリエンタル白石、藤原組、大谷組、栗山組、原田建設、やすなが工事、大和建設、未来建設、西谷技術コンサルタント、シンワ技研コンサルタント、アサヒコンサルタントなどが携わった。

テープカットして開通を祝う関係者

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米工女生徒と懇談会/西部技士会女性部

 県西部土木施工管理技士会女性部会と県立米子工業高等学校女子生徒との懇談会が6月30日、米子市の西部建設会館であり、生徒11人が女性技術者の活動内容などを聞き、進路の参考にした=写真=。
 技士会女性部会から10人、米子工業からは建設科土木、建築両コースの1~3年生が出席。
 小倉佳美氏(小倉興産)が「女性部員は優しく答えてくれるので、楽しんでほしい」、西部技士会の津村寛司会長(イワタ建設)も「モノを作る楽しみを感じ、私自身、この仕事に就いた。施工管理がどのようなものなのかを聞き、今後の進路選択に役立ててほしい」とあいさつした。
 2班に分かれて懇談し、女性部員らが日々の仕事内容や進路の選び方などを巡ってアドバイス。
 異業種から土木の道に進んだ経験、施工管理の仕組み、現場での様子などを部員が話すと生徒らが質問したりし、和気あいあいとした様子だった。また、資格取得の必要性や、やりがいを感じる機会について質問。
 女性部会は終了後にはアンケートをとり、今後の活動に参考にした。女性部会の10人の所属は、▼おかだ▼小倉興産▼大協組▼ナガトウ建設▼平井組▼美保テクノス―。

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大目谷川砂防をA級で/八頭県土が公告へ

 県八頭県土整備事務所は、智頭町智頭で整備を進める大目谷川の砂防工事を7日に公告する。土木一般A級を対象にしたCCUSモデル工事で、概算工事費は5500万円。発注方式は簡易評価型総合評価を適用する。
 工事内容は鋼製枠217平方メートル、砂防ソイルセメント520立方メートル、間詰工187平方メートル。工期は27年3月15日までに設定する。

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鳥取県土/付替え道路の設計に/廃止を検討する蕪島橋

 県鳥取県土整備事務所は、岩美町洗井地区にある蕪島(かぶらしま)橋を廃止して一部区間にバイパスを設置することを検討している。幅員が狭いほか橋梁本体の老朽化が進んでおり、近く新たな道路の調査と設計を委託する。
 洗井地区は岩美町の南東側にある集落で、東側は兵庫県境。蕪島橋は鳥取市国府町へ抜ける十王峠の入り口にあるが、老朽化が進んでいるため、補修ではなく廃止することが検討されている。基本計画では、下流側から300メートル程度の付替え道路を新設して現道に連絡するルートを考えており、今夏から具体的な調査に入る。
 同事務所では近く1300万円余りの詳細設計を公告することにしており、今年度中に工事計画を固める。

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県営繕課/琴浦・畜産試験場/種雄牛舎S造1500m2を改築へ/設計2者JVで公告へ

 県営繕課は、琴浦町松谷にある畜産試験場の種雄牛舎改築に向け、基本・実施設計に着手する。県内建築設計Aランクを対象に、2者によるJVを参加要件として7月2日に公告する。7月中旬の開札を予定しており、概算委託費は3700万円。入札方式は簡便型総合評価を採用する。
 計画では、新設する種雄牛舎は鉄骨造平屋建て、延べ床面積1550平方メートル。牛舎と管理施設を結ぶ渡り廊下(鉄骨造約46平方メートル)も整備する。設計業務には建築、外構、電気、機械設備を含むほか、既存牛舎(鉄骨造2階建て777平方メートル)と現場詰所(コンクリートブロック造平屋建て235平方メートル)の解体に伴う実施設計も盛り込む。履行期限は2027年2月26日。
 工事は2027年度の着手を予定する。まず既存施設の解体工事を行い、その後、新たな種雄牛舎の建設に移る。新築工事は2カ年で進める計画で、解体工事を含め、概算工事費は約8億円を見込む。
 県は、「和牛王国とっとり」のさらなる発展に向け、「白鵬85の3」に続く次世代の種雄牛造成を進めている。今回の改築は、造成した雄牛の健康管理や研究体制の強化を図るためのもので、効率的な飼養環境の整備を目指す。

重要なお知らせ

◆重要文化財尾﨑家住宅 防災施設整備工事の募集要項を公開中
下記リンクよりPDFが閲覧できます

【募集要項】

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