吉方・国府庁舎を統合移転/2030年度の完成目指す/東部広域
県東部広域行政管理組合は、事業未着手となっている吉方出張所と国府分遣所の両庁舎を統合し、移転整備する方向性を示した。2030年度中の完成を目指す。
このほど開かれた正副管理者会議で消防庁舎整備計画検討会の協議状況の報告で明らかにした。
両庁舎は耐震強度不足が課題となっており、建替えの必要性が高まっていた。検討会では(1)耐震性能確保が喫緊の課題であること(2)消防車両や勤務員の効率的運用が図れること(3)庁舎整備に係る経費縮減が期待できること―などを踏まえ、統合整備が有効かつ合理的と整理。移転候補地は、県道251号国府正蓮寺線沿いで、洪水浸水想定区域外の2500平方メートル以上の敷地を想定する。
整備スケジュールは26年度から28年度にかけて用地の準備。並行して28年度に設計に着手し、29年度から2カ年で進める計画。
また、検討会では他の消防庁舎整備の優先順位や完成目標年度、今後の整備スケジュールについても協議。残る4庁舎の整備や複合訓練施設の整備方針についても継続検討していく。計画では▼湖山消防署=設計(30年)、工事(31年から32年)▼消防局=設計(35年)、工事(36年から37年度)▼鳥取消防署=設計(37年度)、工事(38年度から39年度)▼青谷消防署=設計(39年度)、工事(40年度から41年度)とする。
米子県土と米子市/不調・不落対策の成否は/業界は「金額大きいものから」
県西部の土木工事で顕在化している入札不調、不落で、県米子県土整備局と米子市が連携を強め、対策に乗り出している。市では市議会の改選を控え、契約時期の調整などが新たな課題となる中、発注工事の予定などを共有。時期が過度に集中することのないように可能な範囲で調整を進める考えだ。
慢性的に業界で技術者が不足する一方、米子県土、市ともに一定量の事業量を確保している。こうした中、2025年度は米子県土で土木一般A級を中心に25件の不調が発生。県土によると、市の下水道管渠新設など、圏域内の工事発注量が増加傾向になり、発注が本格化する7月から10月にかけて不調、不落件数が増える傾向にあるという。対策として、発注見通しを共有し、発注件数が集中しないように県土と市で調整を始めた。
市の大型工事は、日野橋=写真=の橋梁補修工事(概算工事費4億5000万円)、浜橋の架設工事(同3億3000万円)など。市議会での請負契約案の承認が必要となる工事だが、市議会は6月21日投開票の日程で改選を控える。このため、市は工事着手時期を見据え、日野橋の橋梁補修工事を予定より前倒して発注するなどの調整に入った。
一方の米子県土は、市の大型工事や下水道工事の入札を意識しつつ、順次、工事を公告する予定。原則、早期発注に努める。業界からは、現場や内容によるとの前提で「工事費が大きい案件から発注すれば、不調、不落が発生しにくい」との声が多く寄せられる。総合評価方式の受注減点の影響を踏まえた考えで、米子県土の西村克則局長は「考え、趣旨は理解する」とするが、それぞれの工事の予定や発注部署は様々なため、現実的には難しいというのが実態のよう。
米子県土の26年度の予算額は、25年度補正を含めて92億円と前年度並みの水準。米子市は普通建設事業費が126億円と前年度比8・8%増となっており、合わせると前年度以上の事業量。現時点で既に市の土木A級で1件の不調が発生しており、業界の受注余力に気を配りながら、両者が不調、不落の発生をどれだけ抑えられるかが注目だ。
新会長に森山氏(美保テクノス)/県土木技士会が総会
県土木施工管理技士会(影井一清会長)は25日、2026年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で新役員が決まり、臨時理事会で森山和則氏(美保テクノス)=写真=を新会長に選んだ。
倉吉シティホテルで開かれた総会には、来賓として国土交通省倉吉河川国道事務所の道盛万誉副所長などを招いた。議事では、25年度収支決算と各地区技士会から推薦のあった理事21人、監事2人を承認。また、25年度事業報告、26年度収支予算、事業計画が報告された。
総会後、臨時理事会が招集され、会長に森山氏、副会長には野藤悦男(興洋工務店)、竹内秀彦(竹内組)、高力久美(高野組)、松本明(大協組)(新任)、大柄司(大柄組)―の5氏の選任を決定した。
理事・監事は次の通り。(敬称略)
▼野藤悦男(興洋工務店)▼藤原正弥(藤原組)▼湯谷正博(やまこう建設)▼福谷浩介(東洋交通施設)▼森本邦彦(大和建設)▼竹内秀彦(竹内組)▼橋崎信幸(こおげ建設)▼倉持範幸(トラスト)▼小椋知章(オグラ建設)▼井木寅雄(井木組)▼高力久美(高野組)▼川瀬光知夫(若松組)▼渡邉真一(重道組)▼森山和則(美保テクノス)▼西澤賢史(平井組)▼津村寛司(イワタ建設)▼松澤弘一(松澤組)▼松本明(大協組)▼大柄司(大柄組)▼浅川佳紀(日南振興)▼清水丈二(技士会事務局)
※監事2人
▼川上啓志(吉田建設)▼山本徹志(クラエー)
新入社員6人が成果発表/アサヒコンサルタント
アサヒコンサルタント(鳥取市南隈、村上浩幸社長)の本社でこのほど、新入社員6人による社員研修の成果発表会があった。2カ月間に及んだ研修の総まとめとして社員90人を前に、今後の決意などを堂々と発表した。
会の冒頭で村上社長は「自分の意志や技術を伝えるにはコミュニケーションが不可欠。発表会が皆さんのさらなる成長の場となれば」と期待を込めた。
発表に挑んだのは、小林歩未さん、西尾大智さん、堀内健志さん、山本莉来さん、澤詠介さん、森本仁那さんの6人。スライドを用いて研修で得た経験や今後の抱負を伝えた。
このうち、小林さんは橋梁点検の研修を振り返り、「長寿命化対策はインフラを維持管理するためだけでなく、今そこにある危険を防ぐためにも必要だと実感した」と発表。また、堀内さんは「会社の一員としての自覚が芽生えてきた。会社や社会に貢献できるよう、日々の研鑽を続けたい」と決意を語った。
6人は発表会の翌日からそれぞれの担当部署に配属される。会を終えた新入社員たちの表情には、充実と期待感が満ちていた(=写真)。
鳥取県土/2億円弱の規模で公告/塩見橋A1橋台と橋脚
県鳥取県土整備事務所は塩見川改修工事21工区を公告する。塩見橋改築に伴う下部工で、工事費は1億9800万円。 鳥取市福部町を流れる塩見川の改修はJR福部駅周辺などの浸水常襲地帯解消のための整備が進められており、現在はJR福部周辺で新たな河道の設置に向けた工事が本格化している。このうち塩見橋は福部駅へ向かう幹線道路に古くから設置されているが、新しい河道の設置に関連して橋長37・5メートル、全幅10・75メートルの橋梁に改築する。
上・下部工のタイプは、上部工が2径間PC連結プレテンション方式のスラブ桁。下部工は逆T式橋台と小判柱式の橋脚。基礎は長さ20メートル以上の場所打ち杭を予定している。公告する21工区の工事はA1橋台の場所打ち杭6本と躯体工事、P1橋脚は12本の杭基礎と仮設の土留め工などで、工期は来年3月末。
同事務所では、引き続き、現橋の下流側に設置する仮設橋とA2橋台と樋門を加えた工事を段階的に発注する。
県土整備部/建設コンサル業務/B級向け発注計画まとめる/16件は総額4000万円
県土整備部は、建設コンサルタントB級向けの業務16件をまとめた。台帳修正など約4000万円は、今月から年内にかけて発注する。
B級業務は予定価格「200万円以上400万円未満」が発注の基準帯で、すべて価格競争で入札する。
コンサル業界からは一定の発注量維持が要望されており、同部は例年40件程度を目安に確保するよう努めている。
今回の発注計画は、当初予算ベースでまとめたもので、今後各発注機関によって追加案件も出てきそう。発注計画は次の通り。
※鳥取県土
▼神馬川外砂防設備台帳修正業務委託=測量、300万円、10月▼上地川外砂防設備台帳修正業務委託=測量、300万円、10月▼道路台帳修正委託その1=測量、200万円、10月▼〃その2=測量、200万円、10月▼〃その3=測量、200万円、10月
※八頭県土
▼県道若桜下三河線(岩屋堂工区)改良工事「道路台帳修正業務委託」(交付金改良)=測量、200万円、6月▼県道岩美八東線外道路台帳修正業務委託=測量、200万円、10月
※中部県土
▼県道倉吉福本線(長坂町工区)改良工事外「道路台帳修正業務委託」=測量、200万円、12月▼穴鴨1地区急傾斜設備砂防台帳修正業務=測量、300万円、12月
※米子県土
▼水貫川外「発注者支援業務委託」=設計、300万円、5月▼大沢川管渠点検診断業務(25期)=設計、300万円、6月
※日野県土
▼国道183号(新屋工区)外道路台帳修正業務委託=測量、250万円、7月▼木谷川外砂防設備台帳作成業務委託=測量、250万円、8月▼県道多里伯太線(笠木工区)外道路台帳修正業務委託=測量、300万円、9月▼田ノ原川外砂防設備台帳作成業務委託=測量、250万円、10月▼国道181号(金持工区)災害防除工事(補助)(国補正)「保安林解除申請図書作成業務委託」=測量、200万円、10月