県土整備部/若手優良技術者に6人/藤本氏(ウエスコ)ら
県土整備部は6日、26年度測量等業務の若手優良技術者としてウエスコの藤本啓伸氏と西谷技術コンサルタントの磯本英孝氏ら6人、9業務を選んだ。
若手表彰は優良業務と同等の成績を収めた40歳未満の技術者を顕彰するもの。若手技術者のモチベーションアップに結び付け、より魅力ある業界に近づける狙い。
今回の表彰者は、土木コン94点以上、測量等(測量、地質、補償)95点以上の業務9件に管理・主任技術者として従事していた。うち1件は生活環境部発注。
藤本氏ら6人は今秋、開かれる「住みよい県土づくり表彰式」の席上で、それぞれ所管部長から表彰される。
若手優良技術者と対象業務は次の通り。(敬称略)
※県土整備部発注
▼藤本啓伸(ウエスコ)=県道鳥取鹿野倉吉線(幸町)外道路橋梁点検業務委託(補助)=土木コン
▼藤本啓伸(ウエスコ)=県道青谷停車場井手線(西大橋)橋梁補修工事「調査設計業務委託」(補助橋補修)(国補正)=土木コン
▼磯本英孝(西谷技術コンサルタント)=国道313号(倉吉関金道路)改良工事「設計業務委託」(その2)(補助)=土木コン
▼森高秀信(ヨナゴ技研コンサルタント)=国道180号(新黒坂橋)外橋梁点検業務委託(補助補修)=土木コン
▼芦谷隆希(西谷技術コンサルタント)=福吉下谷川通常砂防工事「地盤変動影響調査業務委託(事後調査)」=補償コン
▼芦谷隆希(西谷技術コンサルタント)=片柴地区単県急傾斜地崩壊対策工事「土地調査及び物件業務委託」(その1)=補償コン
▼中井貴彬(西谷技術コンサルタント)=国道313号(倉吉関金道路)改良工事「地質解析業務委託」(補助改良)(国補正)=地質
▼三谷康博(ウエスコ)=県道倉吉青谷線(地赤工区)消雪施設修繕工事「地下水影響調査業務委託」(交付金)=地質
※生活環境部発注
▼磯本英孝(西谷技術コンサルタント)=大山滝吊橋新設工事「クマタカ生息調査業務委託」=土木コン
鍵掛峠・皆生海岸の継続妥当/2事業とも総事業費を増額/中国地整事業評価監視委
中国地方整備局は5日、2026年度第1回事業評価監視委員会を広島市の同局で開いた。県内関係では国道183号鍵掛峠道路と皆生海岸直轄海岸保全施設整備事業の2事業を再評価し、いずれも事業継続とする同局の判断を妥当とした。地質条件への対応や侵食対策の見直し、資機材・労務費の上昇などを踏まえ、総事業費を鍵掛峠道路が114億円増の約637億円、皆生海岸が13億円増の約298億円に見直した。
鍵掛峠道路は、日南町新屋と広島県庄原市西城町高尾を結ぶ延長12キロの2車線道路。高規格道路「江府三次道路」の一部を構成し、現道の急カーブや急勾配の解消、災害時の代替ルート確保、救急医療活動の支援、物流機能の向上などを目的とする。2005年度に事業化し、09年度に用地、15年度に工事へ着手。25年度末の事業進捗率は約66%、用地進捗率は約89%で、26年度末の事業進捗率は70%を見込む。
総事業費は、前回の24年度再評価時の約523億円から約22%増額。内訳は、現場発生土の土質改良や購入土の使用などに約43億円、労務費・物価上昇に約24億円、法面対策の追加・見直しに約20億円、トンネル工事の長期化に伴う濁水処理施設・中和処理施設などの仮設備に約20億円、トンネル湧水対策の追加に約7億円。
掘削土は盛土材としての強度不足が確認され、土質改良や良質土の購入が必要となった。法面では想定外の蛇紋岩の出現や崩落を受け、グラウンドアンカー、吹付法枠などの対策を追加する。鍵掛峠トンネルでは貫通後も湧水が続き、一般的な排水工では機能が不足するため、中央排水管の強化などを実施。湧水による工事の一時中止や追加対策に伴い、仮設備の使用期間も長期化している。
現在はトンネル、道路改良、橋梁上下部工事などを施工中。鳥取県は継続方針に異存はないとした上で、湧水への追加対策が決まったことを踏まえ、全体工程を精査し、早期開通に向けて事業を推進するよう求めた。
鍵掛峠トンネル北側坑口
米子市/旧庁舎解体は12月に/1・4億で
米子市は、旧庁舎新館の解体工事について、12月の開札に向けて準備に入った。建築解体対象で、概算工事費は1億4200万円。27年1月に着工し、同5~6月ごろの完了を目指すという。
同市中町に建つ鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て、延べ床面積3650平方メートルの庁舎。1961年に、当時の市役所新館として建てられ、本庁舎を現在地に移転後、外郭団体などが入居してきた。
旧耐震基準で老朽化が著しいため、市は解体方針を決定。
隣接する市立山陰歴史館の改修工事を控えており、解体工事時期を固めた。設計がまとまり次第、11月ごろの公告を見込む。
けんせつフェスタ開催/多くの家族連れで盛況/技術・育成センター
県建設技術センターと県立産業人材育成センター倉吉校は4日、「けんせつフェスタ2026」を両センターで開き、多くの家族連れが訪れ、楽しみながら建設業の仕事に対する理解を深めた=写真。
建設技術センターでは、センターの活動を広く知ってもらうとともに、家族連れの建設業への関心を高め業界のイメージ向上を図ろうと、毎年イベントを開催している。
今年は、労働災害事故体験VRなどの最新技術体験やマインクラフトを使ってゲーム感覚で建設現場を体験するコーナーなどを設けた。業界団体も協力し、県中部建設業協会青年部は高所作業車やタイヤショベルの乗車体験を、生コンクリート工業組合はミキサー車を使ったスーパーボールすくいを企画。たくさんの子供たちが笑顔で遊んでいた。
鳥大の獣医学教育医療C/八幡東栄エステートが支援/29年秋の供用開始目指す
鳥取大学は6日、老朽化・狭隘化が進む動物医療センターに代わる「獣医学教育医療センター(仮称)」の新棟整備構想を発表した。総事業費は現時点で20数億円を見込む。八幡東栄エステート(玉木美香代表)の支援を受け、同社が施設を整備し、鳥取大学が借り受けるスキームを想定。2029年度秋の供用開始を目指し、現在、設計に着手している。
6日に同大学で開いた記者会見には原田省学長と玉木代表が出席。原田学長は「現在の建物は半世紀以上が経過し、アクセスも悪く、多様化した獣医療に対応しきれていない」と現状を説明。山陰地域の動物医療を支えるとともに、全国でも有数の拠点を目指し、高度な臨床・教育・研究体制を整備する考えを示した。
新棟は2階建てをイメージ。犬や猫などの伴侶動物を中心とした診療・研究機能を集約する。既存の動物医療センターは存続させ、大動物診療などに活用する考え。
新棟では、新たにがんの放射線治療やロボット手術への対応を検討。医学分野で活用されている手術支援ロボットの動物医療への導入を視野に入れ、実証実験などを行うオープンラボも設置する。
また、鳥取市が整備を進める動物愛護センターとの連携も想定。2028年度から岐阜大学と共同で始める取り組みなどとも連動し、産業動物を含む獣医療について、関係地域が連携したプラットフォームの構築を目指す。
八幡東栄エステートの玉木代表は「新たな施設の建設を支援できることを光栄に感じている。獣医学部と動物病院が地域のにぎわいにつながるよう、支援していきたい」と述べた。
新棟整備は、八幡東栄エステートが施設を建設し、大学が借り受ける方式を基本とする。具体的な事業費や施設規模などは今後詰めるという。大学側では、2029年度の動物愛護センター整備と歩調を合わせる形で完成させたいとしている。
優良下請け業者選定へ/優良工事元請けに推薦依頼/県土整備部
県土整備部は、26年度優良建設工事の決定に合わせて「優良下請負業者」の選定に入った。優良工事に輝いた「土木一般」部門の元請け29社に対し推薦を依頼しており、7日までに推薦書を各発注機関に提出するよう求めている。
優秀な下請け業者を表彰する制度は今年度で9回目。社会的な評価の向上やモチベーションを高めてもらうことが狙い。
表彰する業者の対象は、下請負金額500万円以上の第1次下請けで、下請代金の7割以上にあたる部分を自社で施工・管理した県内業者。
選考基準は安全対策や対外関係の徹底に努めたものや、現場の出来ばえ、特殊な現場条件、創意工夫といった観点も対象になる。
近く各発注機関が推薦をまとめる。同部は推薦書が出そろうのを待って審査会を開き、今月中旬ごろに優良下請けを決定。その後、「住みよい県土づくり表彰式」の席上で部長表彰する。